Anker Nano Power Bank レビュー|直挿しで使える超コンパクトなモバイルバッテリーの実力

モバイルバッテリー

モバイルバッテリーを持ってきたのに、充電ケーブルを忘れて困ったことはありませんか。カバンの中でケーブルが絡まってイライラすることもありますよね。

そんな悩みを一気に解決してくれるのが「Anker Nano Power Bank」です。スマホに直接挿せるUSB-Cコネクタが本体に内蔵されているので、ケーブルを持ち歩く必要がないんです。

今回は、この Anker Nano Power Bank の率直なレビューしていきます。超コンパクトなサイズ感や、本当に便利なのか、気になるポイントまで本音でお伝えしますね。

Anker Nano Power Bank の基本スペックを確認

まず最初に、Anker Nano Power Bank がどんなモバイルバッテリーなのか、基本スペックを見ていきましょう。

バッテリー容量は5000mAhで、最大出力は22.5Wに対応しています。サイズは約77×37×25mmと超コンパクトで、重さは約102gです。折りたたみ式のUSB-Cコネクタが本体に内蔵されているのが最大の特徴になっています。

この Anker Nano Power Bank には、内蔵のUSB-Cコネクタに加えて、別のUSB-Cポートも搭載されているので、内蔵コネクタが使えないデバイスでも充電できるようになっているんです。

Nano Power Bank 直挿しできる便利さ

Anker Nano Power Bank を使ってまず実感したのが、スマホに直接挿せる便利さです。カバンから取り出してサッと充電できるというのは、想像以上に快適でした。

永高祐樹
永高祐樹
電車の中でスマホの充電が切れそうになっても、Anker Nano Power Bank をポケットから取り出して挿すだけ。ケーブルを探す手間がないので、移動中でもストレスなく充電できますよ。

折りたたみ式のコネクタは、使わない時はコンパクトに収納できるので、カバンの中で邪魔になることもありません。Anker Nano Power Bank なら、雑にカバンに放り込んでおいても安心です。

超コンパクトなサイズ感が魅力的

Anker Nano Power Bank の大きな魅力が、その超コンパクトなサイズ感です。約77×37×25mmというサイズは、一般的なBluetoothイヤホンの充電ケースより少し大きい程度なんです。

重さも約102gと軽量で、スマホよりもずっと軽いです。カバンの小さなポケットにもすっぽり収まるので、持ち運びの負担がほとんどありません。Anker Nano Power Bank は、現在発売されているAnkerのモバイルバッテリーの中でも最軽量クラスです。

ポケットに入れて持ち歩いても気にならないサイズなので、普段使いのモバイルバッテリーとして最適だと感じました。

5000mAhでどれくらい充電できるのか

Anker Nano Power Bank の容量は5000mAhですが、どれくらい充電できるのでしょうか。

バッテリーの特性上、約30~45%のエネルギーロスがあるため、デバイスに供給できる容量は2750~3500mAh程度になります。これは、一般的なスマホを約1回フル充電できる容量です。

例えば、バッテリー容量3000mAhのスマホなら、約1.08回分の充電が可能です。半日の外出や、ちょっとした充電切れの緊急時には十分な容量ですね。

大容量のモバイルバッテリーと比べると容量は少なめですが、Anker Nano Power Bank はそのコンパクトさと携帯性の良さが魅力なんです。

充電速度は実用的なのか検証してみた

Anker Nano Power Bank の最大出力は22.5Wですが、一般的なUSB PD対応デバイスへの充電は最大20Wになります。

iPhoneを充電では、1時間で約70%まで充電できる。これは、ワイヤレス充電(7.5W)よりもはるかに速い充電速度です。

ワイヤレス充電だと1時間で40%程度しか充電できませんが、Anker Nano Power Bank なら70%まで充電できるので、忙しい時でも安心です。直接接続だから、充電速度が速いんですね。

移動中や作業中にサッと充電したい時には、この充電速度の速さが本当に助かります。

充電しながらスマホを操作できるのが便利

Anker Nano Power Bank を使って特に便利だと感じたのが、充電しながら片手でスマホを操作できることです。

MagSafe対応のワイヤレスモバイルバッテリーだと、充電中はスマホに厚みが出て持ちにくくなりますよね。でも Anker Nano Power Bank なら、スマホの厚みがほとんど変わらないので、操作性が落ちません。

清水さん
清水さん
iPhoneを片手操作することが多い人や、手が小さな女性でも使いやすいですよ。充電しながら普通にスマホが使えるのは嬉しいポイントです。

折りたたみコネクタの使い心地について

Anker Nano Power Bank のUSB-Cコネクタは、折りたたみ式になっています。使う時はコネクタを起こして、スマホに挿すだけです。

実際に使ってみると、コネクタ部分はしっかりしていて、グラつきもなく安定して充電できることが分かりました。充電中に強めに振ってみても外れる気配はありませんでした。

ただし、コネクタが折りたたみ式なので、充電中はスマホとモバイルバッテリーの両方を手で持つのがおすすめです。カバンの中で充電する場合は、スマホが動かないように注意が必要ですね。

ケースをつけたまま充電できるのか

Anker Nano Power Bank は、ケースの厚みが5mm以内であれば、ケースをつけたまま充電できます。

一般的な薄型ケースなら問題なく使えました。コネクタのホール部分との干渉もなく、しっかり接続できます。

ただし、OtterBox Defenderのような厚みのあるケースには対応していません。ケースの厚みが5mmを超える場合は、ケースを外して充電する必要があります。

パススルー充電には対応しているのか

Anker Nano Power Bank の気になるポイントとして、パススルー充電への対応状況があります。

結論から言うと、Anker Nano Power Bank はパススルー充電に対応しています。モバイルバッテリー本体を充電しながら、同時にスマホも充電できるんです。

ただし、パススルー充電時の出力は最大15Wに制限されます。それでも、寝る前にコンセントが1つしかない時などは、モバイルバッテリーとスマホを同時に充電できるので便利ですね。

本体への充電方法について

Anker Nano Power Bank 本体への充電は、USB-Cポートを使って行います。最大18W入力に対応しているので、約2時間程度でフル充電できます。

折りたたみ式のコネクタは出力専用なので、本体を充電する際は別のUSB-Cケーブルが必要です。付属のUSB-C to USB-Cケーブル(約60cm)を使って充電できます。

Nano Power Bank メリットとデメリット

Anker Nano Power Bank を使ってみて感じた、メリットとデメリットをまとめてみました。

メリット

ケーブルを持ち歩く必要がないので、荷物が減ります。超コンパクトで軽量なので、ポケットに入れても気になりません。充電しながらスマホの操作性が落ちないのも魅力です。ワイヤレス充電より速く充電できるので、時間がない時に助かります。折りたたみコネクタで収納しやすく、カバンの中で邪魔になりません。

デメリット

容量が5000mAhなので、スマホを何度も充電したい場合には物足りません。折りたたみコネクタなので、充電中はスマホと本体を手で持つ必要があります。厚みのあるケースには対応していないため、ケースによっては外す必要があります。平置きで充電すると画面に傾斜がついて見づらくなります。

どんな人に Anker Nano Power Bank がおすすめなのか

Anker Nano Power Bank は、こんな人に特におすすめできるモバイルバッテリーです。

できるだけ荷物を減らしたいミニマリストの人には、ケーブルレスの便利さが刺さると思います。普段使いで持ち歩くモバイルバッテリーとして、軽くてコンパクトなものが欲しい人にもピッタリです。

スマホを1日1回程度充電できれば十分という人や、緊急時のバックアップとして持ち歩きたい人にもおすすめです。移動中にサッと充電したい人にも向いています。

反対に、スマホを何度も充電したい人や、複数のデバイスを同時に充電したい人には、より大容量のモバイルバッテリーの方が合っているかもしれません。

カラーバリエーションについて

Anker Nano Power Bank は、豊富なカラーバリエーションも魅力の1つです。ブラック、グレイッシュブルー、ホワイト、グリーン、パープル、ピンク、ブルーの7色展開になっています。

スマホの色に合わせて選べるので、統一感のあるコーディネートができますね。個人的には、どんなシーンにも合わせやすいブラックやグレイッシュブルーがおすすめです。

他のモバイルバッテリーとの違い

Anker Nano Power Bank と、他のモバイルバッテリーとの違いも気になるところですよね。

同じAnkerの5000mAhモバイルバッテリーと比べても、Anker Nano Power Bank は最もコンパクトで軽量です。ケーブル一体型でありながら、この小ささを実現しているのが大きな特徴です。

MagSafe対応のワイヤレスモバイルバッテリーと比べると、充電速度が速く、充電中の操作性も良いです。ただし、マグネットで貼り付けられる手軽さはワイヤレスタイプの方が上ですね。

Lightning端子モデルとの違い

Anker Nano Power Bank には、USB-Cコネクタモデルの他に、Lightning端子モデルもあります。

iPhone 14以前をお使いの方は、Lightning端子モデルを選ぶ必要があります。ただし、Lightning端子モデルの最大出力は12Wなので、USB-Cコネクタモデル(最大22.5W)より充電速度は遅くなります。

iPhone 15以降をお使いの方は、より高速に充電できるUSB-Cコネクタモデルを選ぶのがおすすめです。

持ち運び時の注意点

Anker Nano Power Bank を持ち運ぶ際の注意点もいくつかあります。

充電中はスマホが縦長な状態になるので、ズボンのポケットに入れようとすると全体を収納しきれない可能性があります。充電中はカバンにスマホを収納するなど、使い方をある程度想定しておいた方がいいでしょう。

また、スマホを平置きして充電すると、モバイルバッテリーの厚み(約25mm)で画面に傾斜がついてしまいます。操作に不安定さはありませんが、画面がやや見づらくなる点は注意が必要です。

飛行機に持ち込みはできるのか

Anker Nano Power Bank は5000mAhの容量なので、一般的な航空会社の規定(100Wh以下)をクリアしています。機内持ち込み手荷物として持ち込める容量です。

ただし、航空会社によって規定が異なる場合もあるので、念のため利用する航空会社の最新規定を確認しておくと安心ですね。

Nano Power Bank 率直な感想

Anker Nano Power Bank を数週間使ってみて、率直に「買ってよかった」と思えるモバイルバッテリーでした。

ケーブルレスという便利さは、一度使うと手放せなくなる魅力があります。カバンから取り出してサッと充電できる手軽さは、日常使いでとても重宝しています。

永高祐樹
永高祐樹
超コンパクトで軽いので、毎日ポケットに入れて持ち歩いても気になりません。普段使いのモバイルバッテリーとして、本当に優秀だと感じました。

容量は5000mAhと控えめですが、普段使いには十分です。Anker Nano Power Bank は、携帯性と実用性のバランスが取れたモバイルバッテリーだと思います。

コスパはどうなのか価格を考えてみた

Anker Nano Power Bank の価格は3490円です。この価格帯で、ケーブル一体型、超コンパクト、5000mAh、最大22.5W出力と、必要な機能がしっかり揃っているのは、コスパが良いと感じました。

同じ価格帯の他社製モバイルバッテリーと比較しても、Anker Nano Power Bank のコンパクトさと使いやすさは優れています。Ankerブランドの信頼性も考えると、納得できる価格設定だと思います。

購入前に知っておきたいポイント

Anker Nano Power Bank の購入を検討している人に、知っておいてほしいポイントをいくつか紹介します。

まず、最大22.5W出力はHuaweiデバイスのみ対応で、一般的なUSB PD対応デバイスへの最大出力は20Wになります。それでも十分な充電速度ですが、覚えておくと良いでしょう。

また、イヤホンなどの小型電子機器を充電する際は、低電流モードへの切り替えがおすすめです。ボタンを2回押すことで低電流モードに切り替わります。

24ヶ月保証が付いているので、万が一の不具合があっても安心です。Anker会員に登録すれば、さらに6ヶ月の延長保証が受けられます。

Anker Nano Power Bank を選ぶ理由

モバイルバッテリーの選択肢は多いですが、Anker Nano Power Bank を選ぶ理由は何でしょうか。

一番の理由は、ケーブルレスの便利さと超コンパクトなサイズ感の組み合わせです。この2つを両立しているモバイルバッテリーは、なかなか見つかりません

5000mAhという容量も、普段使いとしてちょうど良いバランスだと思います。大きすぎず小さすぎず、必要十分な性能を備えているのが魅力ですね。

3490円という価格も、機能を考えると納得できる価格設定だと感じました。Anker Nano Power Bank は、携帯性と使い勝手を重視する人にとって、最適な選択肢だと言えるでしょう。

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