iPhone X 交換用 バッテリーの選び方と自分で交換する際の注意点

iPhoneバッテリー
永高祐樹
永高祐樹
最近iPhone Xのバッテリーの減りが早くて困ってるんだよね。純正品は高いし、自分で交換できないかな。
清水さん
清水さん
iPhone X 交換用 バッテリーはネット通販でも購入できますよ。工具セット付きなら自分で交換も可能です。

iPhone Xは2017年に発売されたモデルで、発売から7年以上が経過しています。バッテリーは消耗品のため、長く使っていると充電の減りが早くなったり、突然シャットダウンしたりといった症状が出てきます。

Apple正規店でバッテリー交換を依頼すると費用がかかりますが、自分で交換すれば費用を大幅に抑えられます。今回は、iPhone X 交換用 バッテリーの選び方から、自分で交換する際の注意点まで詳しく見ていきます。

バッテリー交換が必要なサイン

まずは本当にバッテリー交換が必要かどうか、確認しておきましょう。

バッテリーの最大容量をチェック

iPhoneの設定からバッテリーの状態を確認できます。「設定」から「バッテリー」を選び、「バッテリーの状態」をタップすると、最大容量がパーセントで表示されます。最大容量が80%を下回っている場合は、バッテリー交換を検討するタイミングです。

iPhoneのバッテリーは通常500回の充電サイクルで80%まで容量が低下すると言われています。多くのユーザーにとって、これは使用開始から18ヶ月から24ヶ月で訪れるタイミングです。

こんな症状が出たら交換時期

充電の減りが異常に早い、突然電源が落ちる、アプリの起動が遅くなった、バッテリーが膨張して画面が浮いてきたといった症状がある場合は、バッテリー交換が必要です。特にバッテリーの膨張は危険なので、早急に対処しましょう。

純正バッテリーと互換バッテリーの違い

永高祐樹
永高祐樹
純正品じゃないバッテリーって、ちゃんと使えるの。

Apple正規店で交換するバッテリーは純正品ですが、自分で交換する場合は互換バッテリーを使用することになります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

純正バッテリーの特徴

純正バッテリーはAppleが製造したもので、品質が保証されています。ただし、Apple正規店でのバッテリー交換は保証対象外の場合、費用が高額になります。また、予約が必要で時間もかかるのがデメリットです。

互換バッテリーの特徴

iPhone X 交換用 バッテリーとして販売されている互換品は、純正品の半額以下で購入できます。iFactoryやDIGIFORCE、iPowerなど、日本企業が販売している製品も多く、PSE認証を取得した安全な製品を選べば、性能面でも純正品に近いレベルです。

互換バッテリーのメリット

価格が安い、すぐに手に入る、工具セット付きで自分で交換できる、大容量モデルも選べるといったメリットがあります。ただし、製品によって品質にばらつきがあるので、信頼できるメーカーを選ぶことが重要です。

iPhone X 交換用 バッテリーの選び方

市場には様々な互換バッテリーが販売されています。選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。

PSE認証は必須

日本でリチウムイオンバッテリーを販売するには、電気用品安全法に基づくPSE認証の取得が義務付けられています。PSEマークの表示がない製品は違法ですし、安全性にも問題がある可能性が高いので避けましょう。

安全性の確認

PSE認証に加えて、CE認証やUL認証なども取得している製品はさらに安心です。また、PL保険(製造物責任保険)に加入しているメーカーの製品を選ぶと、万が一の際にも補償が受けられます。

容量で選ぶ

iPhone Xの純正バッテリーは2716mAhです。互換バッテリーには純正と同等の2716mAh、大容量の2960mAhから3100mAh、さらに大容量の5000mAh以上のモデルまであります。

大容量モデルは魅力的ですが、極端に容量が大きい製品(5000mAh以上)は表示容量と実容量が異なる場合もあります。2900mAhから3100mAh程度の製品が、品質と容量のバランスが良いとされています。

メーカーで選ぶ

日本企業が販売するiPhone X 交換用 バッテリーとしては、iFactory、DIGIFORCE、iPowerなどが知られています。これらのメーカーは品質管理がしっかりしており、保証期間も1年以上設けています。

工具セットの有無

初めて自分でバッテリー交換をする場合は、工具セット付きの製品を選びましょう。iPhone Xの分解には特殊なドライバー(ペンタローブドライバー、Yドライバー)が必要で、これらは通常の工具セットには含まれていません。

おすすめの交換用iPhone X 互換バッテリー

iPower for iPhone X バッテリー 互換 大容量3100mAh 3.81V 14%の容量増加 日本語説明書 PSE証書取得 バッテリー交換動画付き 交換用リチウムbattery 【付属工具や防水シールがない】

iPhone X 自分で交換する際の準備

清水さん
清水さん
自分で交換する前に、しっかり準備しておくことが大切ですよ。

必要な工具

工具セット付きの製品を購入すれば、基本的な工具は揃います。一般的には、ペンタローブドライバー、Yドライバー、プラスドライバー、吸盤、ヘラ、ピンセット、両面テープ、防水シールなどが含まれています。

作業環境の準備

明るく広い作業スペースを確保しましょう。iPhone Xのネジは非常に小さく、種類も多いため、ネジ管理シートがあると便利です。外したネジを番号順に管理できるので、組み立て時に迷いません。

作業前の注意

バッテリーを25%以下まで放電させておくことが推奨されています。充電されたリチウムイオンバッテリーは、作業中に穴が開いた場合、発火の危険性があるためです。また、必ずiPhoneの電源を切ってから作業を始めましょう。

参考動画の確認

作業を始める前に、YouTubeやiFixit、分解工房などのサイトで交換方法の動画や手順を確認しておきましょう。事前に全体の流れを把握しておくことで、スムーズに作業できます。

交換時の注意点

防水性能は失われる

iPhone Xは防水性能を持っていますが、ディスプレイを開けると防水シールが破損します。交換用の防水シールが付属している製品もありますが、完全な防水性能を回復するのは難しいと考えておきましょう。

ケーブルの取り扱い

iPhone Xの内部には複数のケーブルが接続されています。これらのケーブルは非常に繊細なので、無理に引っ張ったり折り曲げたりしないよう注意が必要です。コネクタの接続や取り外しは、慎重に行いましょう。

バッテリーの取り外し

iPhone Xのバッテリーは強力な両面テープで固定されています。バッテリー下部にある黒い部分を引っ張って、テープをゆっくりと剥がします。途中で切れてしまった場合は、ヘラを使うか、ドライヤーで軽く温めると剥がしやすくなります。

バッテリーを曲げない

バッテリーを取り外す際、無理に曲げたり、ヘラで強く押したりすると、バッテリーが損傷して発火の危険性があります。時間がかかっても、慎重に作業しましょう。

交換後の確認事項

バッテリーのキャリブレーション

新しいバッテリーを取り付けた後は、キャリブレーションを行うことが推奨されています。100%まで充電したら、そのまま2時間ほどプラグに繋いだままにします。その後、自動的にシャットダウンするまで使い、再び中断なく100%まで充電します。

バッテリー表示について

互換バッテリーに交換すると、設定画面に「重要なバッテリーのメッセージ」や「サービス」の表示が出ることがあります。これは純正部品でないことをiPhoneが検知しているためで、バッテリー自体は正常に動作します。iOS 18.1以降にアップデートすると、この表示が消えることもあります。

最大容量の表示

互換バッテリーでは「バッテリーの状態」で最大容量が表示されない場合があります。容量を確認したい場合は、WindowsではiTools、MacではcoconutBatteryなどのフリーソフトを使用すると確認できます。

保証とサポート

製品保証の内容

多くのiPhone X 交換用 バッテリーには、1年間の製品保証が付いています。初期不良や通常使用での不具合の場合、交換または返金対応してもらえます。ただし、取り付けミスや落下などによる故障は保証対象外となることが多いです。

サポート体制

日本企業が販売する製品は、日本語でのメールサポートに対応しています。取り付け方法や不具合について質問できるので、初めての方でも安心です。購入前にサポート体制を確認しておくと良いでしょう。

費用の比較

バッテリー交換にかかる費用を比較してみましょう。

正規店での交換

Apple正規店でのiPhone Xバッテリー交換は、保証対象外の場合、10000円前後の費用がかかります。AppleCare+に加入していて、バッテリー容量が80%未満の場合は無償で交換できます。

自分で交換

互換バッテリーを購入して自分で交換する場合、工具セット付きでも3000円から5000円程度で済みます。正規店の半額以下で交換できるのが大きなメリットです。

コストパフォーマンス

自分で交換すれば費用を大幅に抑えられますが、作業には一定のスキルと時間が必要です。不安な方は、多少費用がかかっても街の修理店やApple正規店に依頼する方が安心です。

よくある質問

iPhone XSやXRのバッテリーは使えるか

iPhone XとiPhone XS、XR、XS Maxは、それぞれバッテリーの形状やコネクタの位置が異なります。iPhone X専用のバッテリーを購入する必要があり、他機種のものは使用できません。購入前に対応機種を必ず確認しましょう。

古いバッテリーの処分方法

リチウムイオンバッテリーは一般ゴミとして捨てることができません。家電量販店や携帯ショップに設置されているバッテリー回収ボックスに持ち込むか、自治体の有害ゴミとして処分しましょう。

永高祐樹
永高祐樹
PSE認証があって、工具セット付きの製品を選べば良さそうだね。動画を見ながらやってみるよ。
清水さん
清水さん
慎重に作業すれば大丈夫ですよ。自己責任にはなりますが、費用も抑えられますし、チャレンジしてみる価値はあります。

iPhone X 交換用 バッテリーは、PSE認証を取得した信頼できるメーカーの製品を選べば、自分でも交換可能です。iFactoryやDIGIFORCEなど、日本企業が販売する製品は品質管理がしっかりしており、工具セット付きで3000円から5000円程度で購入できます。

交換作業には一定のスキルが必要ですが、YouTubeやiFixitなどの動画を参考にしながら、慎重に進めれば成功率は高いでしょう。バッテリーの減りが早くなったiPhone Xを、もう少し使い続けたいという方は、ぜひ検討してみてください。

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