楽天モバイルでiPhoneを使うときに知っておきたいこと

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スマホの料金を見直したいと考えている方にとって、楽天モバイルとiPhoneの組み合わせは魅力的な選択肢です。データ使い放題で月額3,278円という価格設定は、大手キャリアと比べても驚くほどお得ですし、何よりも使い慣れたiPhoneをそのまま使い続けられるのが嬉しいポイントになります。

ただ実際に乗り換えを考えると「本当に自分のiPhoneで使えるのか」「設定は難しくないのか」「通信速度は問題ないのか」といった疑問が次々と湧いてきますよね。私も最初は不安でしたが、実際に使い始めてみると想像以上に快適でした。

今回は楽天モバイルでiPhoneを使うために押さえておくべき情報を、実際の使用経験を交えながらお伝えしていきます。料金プランの仕組みから対応機種の見極め方、お得なキャンペーンの使いこなし方、そして初期設定の流れまで、わかりやすくご紹介します。

楽天モバイルでiPhoneを使う5つのメリット

まずは楽天モバイルでiPhoneを使うことで得られるメリットについて見ていきましょう。料金が安いだけではなく、様々な利点があります。

月々の料金がとにかく安い

楽天モバイルの最大の魅力は、なんといっても料金の安さです。Rakuten最強プランは使ったデータ量に応じて料金が変わる仕組みで、3GBまでなら月額1,078円、20GBまでなら2,178円、そして無制限で使っても3,278円という設定になっています。

Rakuten最強プランの料金体系

データ利用量 月額料金(税込)
3GBまで 1,078円
3GB超〜20GBまで 2,178円
20GB超〜無制限 3,278円

大手キャリアの無制限プランが7,000円前後することを考えると、半額以下で使えるというのは大きな魅力です。しかも家族割を適用すれば、さらに1回線あたり110円引きになります。毎月のスマホ代が3,000円以下に抑えられるというのは、年間で考えるとかなりの節約になりますよね。

つとむ君
つとむ君
月3,000円程度で使い放題なら、年間で考えたらかなりの節約だよね。
ララちゃん
ララちゃん
家族4人で使えば年間10万円以上の節約になることもあるわ。浮いたお金で旅行にも行けちゃうわね。

iPhoneを最安で手に入れられる

楽天モバイルは主要キャリアの中でiPhoneの販売価格が最も安いことで知られています。同じiPhone 16シリーズでも、ドコモやau、ソフトバンクと比べて2万円から3万円ほど安く購入できるケースが多いです。新しいiPhoneが欲しいけど価格がネックになっている方には、楽天モバイルでの購入がおすすめです。

楽天モバイルなら、キャリア最安値でiPhoneを手に入れることができます。さらに各種キャンペーンを組み合わせることで、実質価格はもっと下がります。乗り換えと同時に新しいiPhoneを購入すれば、ポイント還元や値引きで数万円分お得になることもあります。

さらに楽天モバイル買い替え超トクプログラムを利用すれば、48回払いで購入して25ヶ月目に端末を返却することで、残りの支払いが免除されます。つまり実質半額でiPhoneを使えるわけです。最新のiPhoneを手軽に使いたい方には嬉しい仕組みですね。常に最新機種を使いたいという方にぴったりのプログラムです。

アプリ通話で通話料がかからない

Rakuten Linkという専用アプリを使えば、国内通話が時間制限なしで無料になります。これは他のキャリアにはない大きなメリットです。通常かけ放題オプションは月額1,000円前後かかりますが、楽天モバイルならアプリを入れるだけで追加料金なしで使えます。

SMSも無料で送受信できるので、通話料を気にせず使えるのは安心ですよね。実家の親との長電話も、友達とのおしゃべりも、通話時間を気にする必要がありません。仕事で電話をよく使う方や、遠方の家族と頻繁に連絡を取る方にとっては、これだけで大きな節約になります。

Rakuten Linkの便利な機能

通話だけでなく、メッセージの送受信や留守番電話の再生なども無料で利用できます。アプリ同士の通話なら海外から日本への発信も無料です。海外旅行や出張が多い方にも便利な機能ですね。留守番電話も追加料金なしで使えるのは嬉しいポイントです。

楽天ポイントがどんどん貯まる

楽天モバイルを契約していると、楽天市場でのお買い物ポイントが最大プラス4倍になります。つまり通常1倍のところが最大5倍になるので、楽天市場をよく利用する方にとっては大きなメリットです。月に3万円分の買い物をする場合、ポイント5倍なら1,500ポイント貯まります。年間で考えると18,000ポイントにもなり、これだけでスマホ代の大部分をカバーできてしまいます。

楽天経済圏を活用するポイント

楽天カード、楽天銀行、楽天証券などを組み合わせることで、さらにポイント還元率を上げることができます。楽天のサービスをよく使う方なら、楽天モバイルとの相性は抜群です。日用品から家電まで楽天市場で購入すれば、知らず知らずのうちにポイントが貯まっていきます。貯まったポイントはスマホ代の支払いにも使えるので、実質的な負担はさらに軽くなります。

デュアルSIMで賢く使える

iPhone XS以降の機種なら、デュアルSIM機能が使えます。これは1台のスマホで2つの回線を使い分けられる機能で、例えば仕事用とプライベート用で番号を分けたり、大手キャリアと楽天モバイルを併用したりできます。通信品質に不安がある方でも、大手キャリアの回線を予備として残しておけば安心です。

実際、楽天モバイルをeSIMで契約して、メイン回線は大手キャリアのまま残しておくという使い方をしている方も多いです。これなら通信品質に不安がある場合でも安心ですね。データ通信は楽天モバイルで、通話は大手キャリアでといった使い分けもできます。自分のライフスタイルに合わせて柔軟に設定できるのがデュアルSIMの魅力です。

対応しているiPhoneを確認しよう

楽天モバイルでiPhoneを使う前に、まず自分の持っているiPhoneが対応しているかを確認する必要があります。せっかく契約しても使えなかったら困りますからね。

すべてのiPhoneで使える条件

楽天モバイルでは、iOS 14.4以降にアップデートされたすべてのiPhoneで利用できます。つまりiPhone 6s以降の機種であれば、基本的に使えるということです。かなり古い機種でも対応しているので、今使っているiPhoneをそのまま活用できる可能性が高いです。

対応するiPhoneの一覧

iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE(第1世代、第2世代、第3世代)、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPhone 11シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPhone 13シリーズ、iPhone 14シリーズ、iPhone 15シリーズ、iPhone 16シリーズがすべて対応しています。

ただし注意点として、古い機種ほど一部の機能に制限がある場合があります。特にiPhone 6sからiPhone Xあたりの古い機種では、5G通信が使えなかったり、パートナー回線エリアでの接続に問題が出たりすることがあります。とはいえ、日常使いには十分な性能です。お手持ちのiPhoneが対応機種かどうかは、楽天モバイルの公式サイトで確認できます。

SIMロック解除が必要な場合

他社で購入したiPhoneを楽天モバイルで使う場合、SIMロック解除が必要になることがあります。特に2021年9月以前に購入した端末は、SIMロックがかかっている可能性が高いです。SIMロックがかかっていると、購入したキャリア以外のSIMカードが使えません。

SIMロック解除の確認方法

iPhoneの「設定」から「一般」、そして「情報」を開き、「SIMロック」の項目を確認してください。「SIMロックなし」と表示されていればOKです。「SIMロックあり」となっている場合は、購入したキャリアでSIMロック解除の手続きが必要です。手続きは各キャリアのマイページから無料でできます。

SIMロック解除は、各キャリアのマイページから無料で手続きできます。ドコモなら「My docomo」、auなら「My au」、ソフトバンクなら「My SoftBank」から手続き可能です。オンラインで手続きすれば無料ですが、店舗で手続きすると手数料がかかる場合があるので注意してください。手続き自体は5分程度で完了します。

つとむ君
つとむ君
SIMロック解除って難しそうだけど、実際にやってみたら5分くらいで終わったよ。意外と簡単だった。

eSIM対応機種を確認する

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR以降の機種はeSIMに対応しています。eSIMなら物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、オンラインで手続きが完結します。申し込みから開通までが早く、最短で即日使い始めることができます。

eSIMのメリットは、申し込みから開通までが早いこと、そして紛失や破損の心配がないことです。デュアルSIMとしても使いやすいので、対応機種をお持ちの方にはeSIMがおすすめです。ただしeSIMの設定にはWi-Fi環境が必要なので、自宅にWi-Fiがない場合は物理的なSIMカードを選んだ方が良いでしょう。

Rakuten最強プランの料金を詳しく知ろう

楽天モバイルの料金プランについて、もう少し詳しく見ていきましょう。シンプルな料金体系ですが、押さえておくべきポイントがいくつかあります。

プラン料金の仕組み

Rakuten最強プランは使った分だけ支払う段階制プランで、契約時にプランを選ぶ必要がありません。毎月のデータ使用量によって自動的に料金が決まります。この仕組みのおかげで、使わない月は自動的に料金が安くなるので無駄がありません。

データ使用量 月額料金 1GBあたりの単価
〜3GB 1,078円 約359円
3GB〜20GB 2,178円 約109円
20GB〜無制限 3,278円 実質0円(使い放題)

この料金体系の良いところは、使わない月は自動的に安くなることです。例えば旅行で家にいない月や、Wi-Fi環境が多い月は自然と料金が下がります。プラン変更の手続きも不要なので、手間がかかりません。データ使用量は「my楽天モバイル」アプリで簡単に確認できるので、今月どれくらい使っているか把握しやすいのも便利です。

ララちゃん
ララちゃん
外出が少ない月は1,000円台、たくさん使う月でも3,000円台だから、家計管理もしやすいわね。

通話料とオプションサービス

通話料については、Rakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料ですが、標準の電話アプリを使うと30秒22円かかります。間違えて標準アプリから発信してしまうと通話料がかかってしまうので注意が必要です。通話履歴から折り返す際も、必ずRakuten Linkアプリから発信するようにしましょう。

もしRakuten Linkアプリが使えない場合や、標準アプリで通話したい場合は、15分(標準)通話かけ放題というオプションがあります。月額1,100円で、標準アプリからの15分以内の通話が無料になります。ただ、ほとんどの方はRakuten Linkアプリで十分なので、このオプションは不要だと思います。

通話方法 料金 備考
Rakuten Linkアプリ 無料 国内通話、SMS無料
標準電話アプリ 30秒22円 オプション加入で割引可能
15分かけ放題オプション 月額1,100円 標準アプリで15分以内無料

初期費用と解約金がかからない

楽天モバイルの大きなメリットとして、契約事務手数料が0円です。他社では3,300円程度かかることが多いので、これは嬉しいポイントですね。初期費用がかからないので、気軽に試してみることができます。

費用がかからないポイント

契約事務手数料が0円、MNP転出手数料が0円、契約解除料(解約金)が0円、SIM再発行手数料も0円(一部条件あり)です。他社では様々な名目で手数料がかかることが多いですが、楽天モバイルならこれらがすべて無料です。解約する際もお金がかからないので、安心して契約できます。

解約金も一切かからないので、気軽に試せるのが楽天モバイルの良いところです。使ってみて合わなければ、いつでも無料で解約できます。ただし端末を分割払いで購入している場合は、解約後も残債の支払いが必要なので注意してください。プラン料金だけなら、いつ解約しても違約金はかかりません。

家族割とその他の割引プログラム

楽天モバイルには「最強家族プログラム」という家族割があり、1回線につき月額110円割引されます。家族4人で契約すれば、月440円、年間5,280円の節約になります。グループを作って家族で加入するだけなので、手続きも簡単です。

また、13歳未満のお子さんには「最強こどもプログラム」、13歳から23歳の方には「最強青春プログラム」があり、それぞれポイント還元などの特典があります。さらに65歳以上の方向けの「最強シニアプログラム」もあるので、幅広い年齢層でお得に使えます。家族みんなで楽天モバイルに乗り換えれば、さらに節約効果が高まります。

iPhoneをお得に購入する方法

楽天モバイルでは、iPhoneを非常にお得に購入できる仕組みがいくつか用意されています。新しいiPhoneが欲しい方は、これらの制度をフル活用しましょう。

楽天モバイルでの購入メリット

楽天モバイルでiPhoneを購入する最大のメリットは、主要キャリアの中で最安値であることです。同じモデルでも、他社より2万円から3万円安く買えることが多いです。さらに、回線契約とセットで購入すると各種キャンペーンが適用され、実質価格はさらに下がります。

新規契約や他社からの乗り換えなら、ポイント還元や値引きが受けられます。キャンペーンをうまく組み合わせれば、数万円分の還元が受けられることもあります。ただし、キャンペーンは期間限定のものが多いので、こまめにチェックすることが大切です。公式サイトやアプリで最新のキャンペーン情報を確認しましょう。

買い替え超トクプログラムを活用する

楽天モバイル買い替え超トクプログラムは、iPhoneを実質半額で使えるお得な仕組みです。48回払いで購入し、25ヶ月目以降に端末を返却すると、残りの支払いが免除されます。つまり24回分の支払いだけでiPhoneが使えるということです。

買い替え超トクプログラムの仕組み

iPhone 16 Pro 128GBを購入した場合の例を見てみましょう。総額が181,800円、48回払いなら月々3,788円です。25ヶ月目に端末を返却した場合、24回分(90,912円)の支払いで済みます。つまり実質90,888円でiPhone 16 Proが使えることになります。常に最新のiPhoneを使いたい方には最適なプログラムです。

ただし、このプログラムを利用するには楽天カードが必要です。また、端末を返却する際に故障や破損があると、22,000円の故障費用がかかるので注意が必要です。心配な方は、故障紛失保証(月額800円から1,460円)への加入を検討した方が良いでしょう。返却時に事務手数料3,300円もかかるので、これらの費用も含めて計算することをおすすめします。

買い替え超トクプログラムの注意点

楽天カードでの48回払いが必須、25ヶ月目以降に端末を返却する必要がある、返却時に事務手数料3,300円がかかる、故障や破損がある場合は22,000円の費用が発生、故障紛失保証への加入を推奨、という点を押さえておきましょう。返却せずに使い続けることもできますが、その場合は残りの分割金を支払う必要があります。

キャンペーンを最大限活用する

楽天モバイルでは常に様々なキャンペーンが実施されています。特に他社からの乗り換えの場合、ポイント還元が大きくなることが多いです。キャンペーンをうまく組み合わせることで、さらにお得にiPhoneを手に入れることができます。

主なキャンペーン(2025年10月時点)

iPhoneトク得乗り換えでは最大36,000円相当お得になります。iPhone対象端末ポイントバックでは条件達成で楽天ポイントが還元されます。一括または24回払い購入での値引きでは最大20,000円値引きされます。下取りキャンペーンでは対象iPhoneの下取りで5,000ポイントもらえます。Rakuten最強プラン初めての申し込み特典では最大13,000ポイントがもらえます。

これらのキャンペーンは併用できるものも多いので、条件を満たせば数万円分の還元が受けられます。ただし、ポイント受け取りには専用ページからのエントリーが必要な場合が多いので、必ず事前に確認しましょう。エントリーを忘れると、せっかくのポイントがもらえなくなってしまいます。キャンペーンページをブックマークしておくと便利です。

つとむ君
つとむ君
エントリー忘れちゃうと、せっかくのポイントがもらえないから注意だよ。リマインダー設定しておくといいかも。

認定中古iPhoneという選択肢

新品にこだわらない方には、楽天モバイルの認定中古iPhoneもおすすめです。楽天市場店で販売されており、バッテリー残量80パーセント以上、基本機能チェック済み、90日間保証付きで安心です。価格は新品の半額程度からあり、コストを大幅に抑えられます。

例えばiPhone SE(第2世代)なら2万円台から購入できます。コストを抑えたい方や、サブ機として使いたい方には良い選択肢です。中古品とはいえ、しっかりと検査されているので品質面でも安心できます。初めてiPhoneを使う方や、お子さん用のスマホとしてもおすすめです。在庫は流動的なので、気になる機種があれば早めにチェックしましょう。

初期設定の手順をマスターしよう

楽天モバイルのSIMカードやeSIMが手元に届いたら、iPhoneで使えるように設定していきます。手順はそれほど難しくありませんが、ポイントを押さえておくとスムーズに進められます。

設定前の準備をする

設定を始める前に、以下の点を確認しておきましょう。準備がしっかりできていれば、設定は10分程度で完了します。

準備するもの

楽天モバイルのSIMカードまたはeSIM、Wi-Fi環境(eSIMの場合は必須)、楽天モバイルのIDとパスワード、MNP予約番号(他社から乗り換えの場合)を用意しましょう。また、iOSを最新バージョンにアップデートしておくことが重要です。iOS 14.4以降が必要ですが、できれば最新版にしておくのがおすすめです。

iOSのアップデートは、「設定」から「一般」、そして「ソフトウェアアップデート」で確認できます。アップデートがある場合は、Wi-Fi環境で実行しましょう。時間がかかることもあるので、余裕を持って準備してください。バッテリー残量も十分にあることを確認しましょう。アップデート中にバッテリーが切れると、iPhoneが起動しなくなる可能性があります。

nanoSIMカードの設定手順

物理的なSIMカードを使う場合の設定手順です。SIMカードトレイを開けるためのピンも忘れずに用意しましょう。

nanoSIMの設定ステップ

まずiPhoneの電源を切ります。SIMカードトレイを開けて、楽天モバイルのSIMカードを挿入します。電源を入れます。「キャリア設定アップデート」のポップアップが表示されたら「アップデート」をタップします。アップデートが完了するまで待ちます(数分かかる場合あり)。アンテナ表示が「Rakuten」になっていることを確認します。これで設定完了です。

もし「キャリア設定アップデート」が表示されない場合は、「設定」から「一般」、そして「情報」の順に開くと表示されます。それでも表示されない場合は、iOSのバージョンが古い可能性があるので、まずiOSをアップデートしてから再度試してみてください。SIMカードの向きを間違えないように注意しましょう。金色の部分を下にして挿入します。

eSIMの設定手順

eSIMを使う場合は、物理的なSIMカードの差し替えが不要なので、さらに簡単です。ただしWi-Fi環境が必須なので、必ずWi-Fiに接続してから作業を始めましょう。

eSIMの設定ステップ

まずWi-Fiに接続します。my楽天モバイルアプリを開きます。「申し込み履歴」から該当の申し込みを選択します。「開通手続きをする」をタップします。画面の指示に従ってQRコードを読み取ります。「モバイル通信プランを追加」をタップします。追加が完了したら、iPhoneを再起動します。これで設定完了です。

eSIMなら最短5分程度で開通できます。ただし、Wi-Fi環境がないと設定できないので注意してください。カフェやコンビニのWi-Fiでも設定できますが、セキュリティ面を考えると自宅のWi-Fiが安心です。QRコードの読み取りがうまくいかない場合は、画面の明るさを最大にしてみてください。それでもダメなら、手動でコードを入力することもできます。

APN設定が必要な場合の対処法

他社で使っていたiPhoneを楽天モバイルで使う場合、以前のAPN構成プロファイルを削除する必要があります。これはワイモバイル、UQモバイル、IIJmio、mineoなどの格安SIMを使っていた場合に必要です。ドコモ、au、ソフトバンクで使っていた場合は削除不要です。

APN構成プロファイルの削除方法

「設定」から「一般」、そして「VPNとデバイス管理」を開きます。インストールされているプロファイルをタップします。「プロファイルを削除」をタップします。パスコードを入力して削除を確認します。これでAPN構成プロファイルの削除が完了です。削除後は、楽天モバイルのSIMカードを挿入すれば自動的に設定されます。

APN構成プロファイルが残っていると、楽天モバイルのSIMカードを挿入しても通信できません。必ず削除してから楽天モバイルのSIMカードを使いましょう。削除後に「VPNとデバイス管理」の項目自体が表示されなくなれば、正しく削除できています。不安な場合は、削除前にスクリーンショットを撮っておくと安心です。

開通確認とテスト通話

設定が完了したら、実際に使えるか確認しましょう。確認作業をしっかり行うことで、トラブルを未然に防げます。

確認すべきポイント

画面左上のアンテナ表示が「Rakuten」になっているか確認します。4Gまたは5Gのアイコンが表示されているか確認します。Safariでウェブサイトが開けるか確認します。111(無料)に発信して、ガイダンスが流れるか確認します。これらがすべて確認できれば、無事に開通しています。

111番に発信すると、楽天モバイルの接続テスト用ガイダンスが流れます。これで通話も確認できます。通話料はかからないので安心してください。データ通信がうまくいかない場合は、機内モードをオンオフしてみると改善することがあります。それでもダメな場合は、iPhoneを再起動してみましょう。ほとんどの場合、これで解決します。

Rakuten Linkアプリの使い方

楽天モバイルを最大限活用するには、Rakuten Linkアプリが欠かせません。このアプリの設定と使い方をマスターしましょう。

Rakuten Linkアプリとは何か

Rakuten Linkは、楽天モバイル専用の通話とメッセージアプリです。このアプリを使うことで、国内通話やSMSが無料になります。標準の電話アプリやメッセージアプリとは別のアプリですが、着信履歴やSMSは標準アプリにも表示されるので、使い分けも可能です。

Rakuten Linkアプリは、インターネット回線を使った通話(VoIP通話)の仕組みを採用しています。そのため、Wi-Fi接続時でも使えますし、海外から日本への通話も無料です。ただし、電波状況が悪いと音質が低下することがあるので注意が必要です。基本的には楽天回線エリア内で使うのがおすすめです。

初期設定の手順

Rakuten Linkアプリの設定は簡単です。一度設定してしまえば、あとは普通の電話アプリのように使えます。

Rakuten Link初期設定

App StoreからRakuten Linkアプリをダウンロードします。アプリを開いて「はじめる」をタップします。楽天IDでログインします。電話番号を確認して「次へ」をタップします。SMSで認証コードが届くので入力します。位置情報や通知の許可を設定します。これで設定完了です。

初期設定は5分程度で完了します。一度設定すれば、あとは普通の電話アプリのように使えます。認証コードが届かない場合は、SMSの受信設定を確認してください。また、楽天モバイルのSIMカードが正しく認識されているかも確認しましょう。アプリの権限設定で、マイク、カメラ、連絡先へのアクセスを許可することも忘れずに。

ララちゃん
ララちゃん
初回設定だけちょっと手間だけど、一度やってしまえば普通に使えるわよ。慣れれば簡単よ。

基本的な使い方

Rakuten Linkアプリの使い方は、標準の電話アプリとほとんど同じです。違和感なく使えるので、すぐに慣れるでしょう。

機能 使い方
通話発信 アプリを開いて電話番号を入力、または連絡先から選択して発信
着信応答 標準の着信画面で応答(Rakuten Linkで発信した相手からの着信)
SMS送信 アプリ内のメッセージタブから送信
留守番電話 アプリ内で再生可能(無料)

注意点として、通話を無料にするには発信時にRakuten Linkアプリを使う必要があります。標準の電話アプリから発信すると30秒22円かかるので気をつけましょう。通話履歴から折り返す際は、必ずRakuten Linkアプリから発信するようにしてください。間違えないように、ホーム画面の目立つ場所にRakuten Linkアプリを配置しておくと良いでしょう。

音質と通話品質について

Rakuten Linkアプリの通話品質は、インターネット回線を使った通話(VoLTE)のため、標準の電話回線とは少し異なります。電波状況によって品質が左右されます。

通話品質のポイント

通常の電話と遜色ない音質で通話できることが多いです。電波状況が悪い場所では音が途切れることがあります。Wi-Fi接続時でも使えますが、通信速度によっては不安定になります。110番や119番などの緊急通報は標準アプリから発信する必要があります。特番(0570など)も標準アプリからの発信が必要です。

実際に使ってみた感想としては、楽天回線エリア内であれば十分な品質で通話できます。ただし、地下や建物の奥など電波が弱い場所では、音が途切れたり遅延が発生したりすることがあります。重要な通話の際は、電波の良い場所に移動してから発信することをおすすめします。ビジネスで使う場合は、デュアルSIMで大手キャリアの回線も併用しておくと安心です。

デュアルSIMで賢く使いこなす

iPhone XS以降の機種なら、デュアルSIM機能を活用することで、さらに便利に使えます。楽天モバイルをサブ回線として使う方法を見ていきましょう。

デュアルSIMのメリット

デュアルSIMとは、1台のスマホで2つの回線を同時に使える機能です。楽天モバイルをサブ回線として使うことで、様々なメリットがあります。通信障害に強くなりますし、用途に応じて回線を使い分けることもできます。

デュアルSIMの活用例

仕事用とプライベート用で電話番号を分けることができます。通信障害に備えて2つのキャリアを併用できます。メイン回線は大手キャリアで安定性を確保し、楽天モバイルはデータ通信用として使えます。海外旅行時に現地SIMと日本の回線を併用できます。データ通信は楽天モバイル、通話は大手キャリアといった使い分けも可能です。

特に人気なのが、大手キャリアのメイン回線に楽天モバイルを追加する使い方です。これなら通信品質の不安を解消しつつ、楽天モバイルの無料通話やデータ無制限を活用できます。メイン回線は最低限のプランにして、データ通信は楽天モバイルで賄えば、トータルの通信費を大幅に削減できます。私もこの使い方をしていますが、非常に快適です。

設定方法を覚えよう

デュアルSIMの設定は、iPhoneの設定画面から行います。一見複雑そうに見えますが、手順に沿って進めれば簡単です。

デュアルSIM設定手順

1つ目の回線(メイン回線)を先に設定します。楽天モバイルのSIM(nanoSIMまたはeSIM)を追加します。「設定」から「モバイル通信」を開きます。各回線の名前を分かりやすく変更します(例としてドコモ、楽天など)。「デフォルトの音声回線」で通話に使う回線を選択します。「モバイルデータ通信」でデータ通信に使う回線を選択します。これで設定完了です。

データ通信は楽天モバイル、通話はメイン回線といった使い分けもできます。自分の使い方に合わせて設定しましょう。発信時にどちらの回線を使うか選べるので、状況に応じて使い分けることもできます。例えば、楽天回線エリア外にいる時はメイン回線で通話するなど、柔軟な使い方ができます。設定を変更するのも簡単なので、色々試してみてください。

つとむ君
つとむ君
僕は通話もデータも楽天モバイル、メイン回線は緊急用って設定にしてるよ。これが一番使いやすい。

おすすめの組み合わせパターン

デュアルSIMで楽天モバイルと組み合わせるのにおすすめの回線をいくつか紹介します。それぞれ特徴があるので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。

組み合わせ メリット おすすめな人
ドコモ ahamo 通信品質が安定、海外でも使える 仕事で確実な通信が必要な人
au povo 基本料0円、必要な時だけトッピング 予備回線として持ちたい人
ソフトバンク LINEMO LINEギガフリー、通信速度が速い LINEをよく使う人

特にpovoは基本料0円なので、楽天モバイルの予備回線として持っておくのに最適です。普段は楽天モバイルを使い、通信障害時や旅行先でpovoのトッピングを購入するという使い方ができます。いざという時の保険として持っておくと安心です。ahamoは通信品質が安定しているので、仕事で使う方におすすめです。LINEMOはLINEの通信量がカウントされないので、LINEをよく使う方に向いています。

よくあるトラブルと対処法

楽天モバイルでiPhoneを使っていると、時々トラブルに遭遇することがあります。ここでは代表的な問題と解決方法を紹介します。事前に知っておけば、慌てずに対処できます。

電波が弱い、圏外になる

楽天モバイルで最も多い悩みが、電波が弱い、または圏外になるというものです。楽天モバイルはまだエリア拡大中なので、場所によっては電波が入りにくいことがあります。

電波トラブルの対処法

機内モードをオンオフして再接続を試してください。iPhoneを再起動してください。「設定」から「モバイル通信」で楽天モバイルが有効になっているか確認してください。パートナー回線エリアでローミングがオンになっているか確認してください。iOSとキャリア設定が最新版か確認してください。これらを試してもダメな場合は、その場所が楽天回線エリア外の可能性があります。

楽天モバイルは自社回線エリアを拡大中ですが、まだカバーしきれていない地域もあります。特に地下街や建物の奥、山間部などでは電波が入りにくいことがあります。契約前にサービスエリアマップで確認しておくことをおすすめします。どうしても電波が入らない場所で頻繁に使う場合は、デュアルSIMで大手キャリアの回線も併用することを検討してください。

Rakuten Linkアプリで通話できない

Rakuten Linkアプリを使っているのに通話料がかかってしまう、または通話できないという問題もあります。いくつか確認すべきポイントがあります。

Rakuten Link通話トラブルの確認ポイント

発信時にRakuten Linkアプリから発信しているか確認してください。アプリが最新版にアップデートされているか確認してください。位置情報へのアクセスが許可されているか確認してください。モバイルデータ通信がオンになっているか確認してください。Wi-Fi接続時は、Wi-Fiの通信速度が十分か確認してください。アプリを一度削除して再インストールしてみてください。

特に注意したいのが、標準の電話アプリと間違えて発信してしまうケースです。通話履歴から折り返す際は、必ずRakuten Linkアプリから発信するようにしましょう。iPhoneの連絡先アプリから発信すると、標準の電話アプリで発信されてしまうので注意が必要です。Rakuten Linkアプリ内の連絡先から発信する癖をつけると良いでしょう。

データ通信速度が遅い

通信速度が遅いと感じる場合、いくつかの原因が考えられます。原因を特定して適切に対処しましょう。

原因 対処法
混雑時間帯 お昼や夕方など、一時的に速度が落ちることがある。時間をずらして利用
電波状況が悪い 移動して電波の良い場所を探す
パートナー回線で5GB超過 海外ローミングエリアで2GBを超えると速度制限がかかる
ネットワーク設定の問題 ネットワーク設定をリセットする

ネットワーク設定のリセットは、「設定」から「一般」、そして「転送またはiPhoneをリセット」、「リセット」、「ネットワーク設定をリセット」の順で行えます。ただし、Wi-Fiのパスワードなども消えるので注意してください。リセット後は再度Wi-Fiの設定が必要になります。バックアップを取っておくと安心です。

キャリア設定アップデートができない

初期設定時に「キャリア設定アップデート」が表示されない場合があります。これがないと楽天モバイルの回線が使えないので、必ず対処しましょう。

キャリア設定アップデートの強制実行方法

iPhoneをWi-Fiに接続します。「設定」から「一般」、そして「情報」を開きます。15秒ほど待つとポップアップが表示されます。「アップデート」をタップします。これでキャリア設定がアップデートされます。

それでも表示されない場合は、iOSのバージョンが古い可能性があります。まずiOSを最新版にアップデートしてから、再度試してみてください。iOSのアップデートには時間がかかるので、時間に余裕がある時に行いましょう。アップデート中はiPhoneを使えないので、就寝前に実行するのがおすすめです。

注意すべきポイント

楽天モバイルでiPhoneを使う際に、知っておくべき注意点をまとめます。事前に把握しておけば、トラブルを避けられます。

通信エリアの確認は必須

楽天モバイルは自社回線エリアがまだ拡大中です。契約前に、自宅や職場、よく行く場所が楽天回線エリアかどうかを確認しておきましょう。公式サイトのサービスエリアマップで詳細に確認できます。

パートナー回線エリア(au回線)でも使えますが、海外ローミングと合わせて月2GBまでの制限があります。自宅が楽天回線エリア外だと、思ったように使えない可能性があるので注意が必要です。エリアは日々拡大しているので、今は対象外でも将来的には使えるようになる可能性があります。定期的にエリアマップをチェックしてみてください。

建物内や地下での電波に注意

楽天モバイルは、建物の奥や地下では電波が届きにくいという特性があります。これはプラチナバンド(700から900MHz帯)を持っていないことが原因です。プラチナバンドは電波が届きやすい周波数帯なので、これがないと建物内での通信品質が落ちます。

大手キャリアと比べると、ビルの中や地下鉄、地下街などでは電波が弱くなることがあります。このような場所で頻繁に使う方は、デュアルSIMで大手キャリアの回線も併用することをおすすめします。楽天モバイルはプラチナバンドの割り当てを受けたので、今後は改善されることが期待されています。運用開始までもう少し待ちましょう。

ララちゃん
ララちゃん
私の職場は地下にあるから、楽天モバイルだけだとちょっと不安かも。デュアルSIMにしようかな。

緊急通報について知っておく

110番や119番などの緊急通報は、Rakuten Linkアプリからは発信できません。必ず標準の電話アプリから発信する必要があります。緊急時に慌てないよう、この点は必ず覚えておきましょう。

また、一部の特番(0570で始まるナビダイヤルなど)もRakuten Linkアプリでは無料になりません。これらの番号に発信する際は、標準の電話アプリを使うことになり、通話料がかかります。コールセンターなどに電話する際は注意が必要です。フリーダイヤル(0120)は無料で使えるので、できればフリーダイヤルを利用しましょう。

キャンペーンの適用条件をよく確認

楽天モバイルのキャンペーンは魅力的ですが、適用条件が細かく設定されていることが多いです。条件をしっかり確認しないと、ポイントがもらえないこともあります。

キャンペーン適用でよくある失敗

エントリーを忘れてポイントがもらえないケースが多いです。Rakuten Linkアプリでの通話を忘れて適用外になることがあります。適用条件の期限を過ぎてしまうこともあります。対象プランや対象端末を間違えることもあります。ポイントの受け取り手続きを忘れることもあります。

特に、ポイント還元キャンペーンは受け取り手続きが必要なものが多いです。期限内に手続きを忘れると、せっかくのポイントがもらえなくなってしまうので注意しましょう。スマホのカレンダーにリマインダーを設定しておくと忘れずに済みます。ポイント受け取り期限は、my楽天モバイルアプリで確認できるので、定期的にチェックしてください。

端末返却プログラムの注意点

買い替え超トクプログラムを利用する場合、25ヶ月目以降に端末を返却する必要があります。返却しないと、残りの分割金を全額支払うことになります。返却するつもりがある場合は、端末を大切に扱いましょう。

また、返却時に故障や破損があると22,000円の費用がかかるので、故障紛失保証(月額800円から1,460円)への加入を検討した方が良いでしょう。保証に入っていれば、万が一の際も安心です。保証料金は毎月かかりますが、高額な修理費用を考えれば安いと言えます。ケースや保護フィルムを使って、できるだけ傷をつけないようにすることも大切です。

楽天モバイルがおすすめな人、慎重に検討すべき人

ここまで見てきた内容を踏まえて、楽天モバイルがおすすめな人とそうでない人を整理しましょう。自分がどちらに当てはまるか確認してください。

おすすめできる人

楽天モバイルが向いている人

スマホ料金を安く抑えたい人、データ通信をたくさん使う人、楽天市場でよく買い物をする人、自宅や職場が楽天回線エリア内の人、通話をよくする人(Rakuten Link利用)、デュアルSIMでサブ回線として使いたい人、iPhoneを安く購入したい人、楽天経済圏を活用している人におすすめです。

特に、自宅がしっかり楽天回線エリア内で、Wi-Fiと併用できる環境なら、非常にコストパフォーマンスが高いです。データ無制限で月額3,278円という料金は、他では実現できません。楽天サービスをよく使う方なら、ポイント還元も含めて大きなメリットがあります。動画視聴やゲームをたくさんする方にもおすすめです。

慎重に検討すべき人

楽天モバイルが向いていない人

地下や建物内で頻繁にスマホを使う人、仕事で確実な通信が必要な人、住んでいる場所が楽天回線エリア外の人、山間部や離島など電波が届きにくい場所に住んでいる人、通信品質を最優先する人、キャンペーンの条件を満たすのが面倒な人は慎重に検討した方が良いでしょう。

ただし、デュアルSIMで大手キャリアと併用すれば、これらのデメリットはかなり軽減されます。完全に楽天モバイル1本にするのではなく、補助的に使うという方法もあります。仕事用は大手キャリア、プライベート用は楽天モバイルといった使い分けもできます。自分のライフスタイルに合わせて、柔軟に考えてみてください。

実際に使ってみた率直な感想

最後に、私が実際に楽天モバイルでiPhoneを使ってみた率直な感想をお伝えします。良い点も悪い点も正直にお話しします。

良かったと感じる点

一番のメリットは、やはり料金の安さです。以前は大手キャリアで月8,000円ほど払っていましたが、楽天モバイルに変えてから月3,000円程度になりました。年間で6万円の節約になります。この金額があれば、家族で旅行に行けますし、貯金もできます。

通信速度も、楽天回線エリア内では問題なく使えています。動画視聴やビデオ通話も快適で、大手キャリアと比べて遜色ないレベルです。YouTubeやNetflixを見ていても、読み込みが遅いと感じたことはほとんどありません。テザリングでパソコンをネット接続しても十分な速度が出ます。

Rakuten Linkアプリでの無料通話も便利です。実家の親との長電話も、通話料を気にせずできるようになりました。友達とのおしゃべりも時間を気にせず楽しめます。通話料が無料になるだけで、こんなにストレスが減るとは思いませんでした。

気になると感じた点

一方で、建物の奥や地下では電波が弱くなることは確かです。地下鉄の駅構内や、大型ショッピングモールの奥などでは、たまに圏外になることがあります。電波が復活するまで少し待つ必要があることもあります。ただ、これは事前に分かっていたことなので、それほど気になりません。

また、お昼時や夕方の混雑時間帯は、少し速度が落ちることがあります。ただ、これは格安SIMではよくあることで、楽天モバイルだけの問題ではありません。普通のウェブ閲覧やSNSの利用には支障がないレベルです。高画質の動画を見る際は、少し読み込みに時間がかかることがあります。

つとむ君
つとむ君
デメリットもあるけど、この料金でこれだけ使えれば十分だと思うよ。完璧を求めなければコスパ最高だね。

総合的な評価

楽天モバイルは、完璧なサービスではありませんが、料金を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いです。大手キャリアの半額以下で、データ無制限と通話無料が使えるのは大きな魅力です。月々の固定費を削減したい方には、間違いなくおすすめできます。

特に、自宅や職場が楽天回線エリア内で、Wi-Fi環境も整っている方なら、ほぼストレスなく使えると思います。逆に、通信品質を最優先する方や、楽天回線エリア外に住んでいる方は、大手キャリアとのデュアルSIMがおすすめです。私も最初はデュアルSIMで使っていましたが、今では楽天モバイル1本でも十分だと感じています。

申し込み前のチェックリスト

最後に、楽天モバイルに申し込む前に確認しておくべきポイントをまとめます。これらを確認しておけば、スムーズに契約できます。

申し込み前の確認事項

自宅と職場が楽天回線エリアかどうか確認してください。使用予定のiPhoneが対応機種か確認してください。SIMロック解除が必要か確認してください。nanoSIMとeSIMのどちらにするか決定してください。適用したいキャンペーンを確認してエントリーしてください。MNP予約番号の取得(他社から乗り換えの場合)をしてください。本人確認書類を準備してください。楽天IDを作成してください(持っていない場合)。支払い方法を確認してください(クレジットカードまたは口座振替)。

これらの準備が整ったら、楽天モバイル公式サイトから申し込みましょう。オンラインなら24時間いつでも申し込めますし、店舗に行く手間も省けます。申し込み画面は分かりやすく作られているので、画面の指示に従って進めれば簡単です。不明な点があれば、チャットサポートも利用できます。

よくある質問と回答

楽天モバイルでiPhoneを使う際によく聞かれる質問をまとめました。疑問や不安がある方は、ここで解決できるかもしれません。

Q1. 古いiPhoneでも使えますか

A. iPhone 6s以降の機種で、iOS 14.4以降にアップデートされていれば使えます。ただし、古い機種ほど一部機能に制限がある場合があります。iPhone 6sやiPhone 7でも使えますが、5G通信は使えません。可能であれば、iPhone XS以降の機種がおすすめです。

Q2. SIMロック解除は必須ですか

A. 他社で購入したiPhoneの場合、SIMロック解除が必要です。楽天モバイルで購入した場合や、SIMフリー版のiPhoneなら不要です。2021年10月以降に購入した端末は、原則SIMロックがかかっていません。確認方法は、iPhoneの設定から一般、情報の順に開いて、SIMロックの項目を見てください。

Q3. eSIMとnanoSIMはどちらがおすすめ

A. 開通が早く、紛失の心配がないeSIMがおすすめです。ただし、設定にWi-Fi環境が必要なので、Wi-Fiがない場合はnanoSIMを選びましょう。eSIMならオンラインで手続きが完結し、最短即日で使い始められます。デュアルSIMとしても使いやすいです。

Q4. データ無制限で本当に使い放題ですか

A. 楽天回線エリア内なら無制限で使えます。ただし、混雑時に速度制御される場合があります。パートナー回線エリアと海外では月2GBまでの制限があります。無制限といっても、一般的な使い方であれば十分すぎるほどです。動画をたくさん見る方でも安心して使えます。

Q5. 通話が本当に無料になりますか

A. Rakuten Linkアプリから発信すれば国内通話が無料です。標準の電話アプリから発信すると30秒22円かかります。また、0570などの特番は有料です。110番や119番などの緊急通報も標準アプリからの発信が必要です。Rakuten Linkアプリを使えば、時間制限なしで通話できます。

Q6. 家族割はありますか

A. 最強家族プログラムがあり、1回線につき月110円割引されます。グループを作って家族で加入することで適用されます。最大20回線まで登録できるので、大家族でもお得に使えます。家族みんなで乗り換えれば、さらに節約効果が高まります。

Q7. iPhoneの買い替え時、下取りはできますか

A. はい、楽天モバイルでは下取りサービスがあります。対象機種を下取りに出すと、買取額に応じて楽天ポイントがもらえます。古いiPhoneを有効活用できるので、新しいiPhoneを購入する際は利用を検討してください。下取り価格は機種と状態によって異なります。

Q8. 解約時に違約金はかかりますか

A. 解約金は一切かかりません。いつ解約しても0円です。ただし、端末を分割払いで購入している場合は、残債の支払いが必要です。プラン料金だけなら、いつでも気軽に解約できます。試しに使ってみて合わなければ、無料で解約できるので安心です。

Q9. 楽天モバイルから他社へ乗り換えはできますか

A. はい、MNP転出で電話番号そのままで他社に乗り換えできます。MNP転出手数料も無料です。my楽天モバイルアプリから簡単に手続きできます。乗り換え先のキャリアで申し込む際に、楽天モバイルから発行されたMNP予約番号を入力すれば完了です。

Q10. 店舗でサポートは受けられますか

A. 全国の楽天モバイルショップで、申し込みや初期設定のサポートが受けられます。ただし、混雑していることが多いので、事前予約がおすすめです。オンラインでも申し込めますし、チャットサポートもあるので、自分に合った方法を選んでください。

今後の楽天モバイルに期待すること

楽天モバイルは現在もサービスを改善し続けています。今後さらに良くなることが期待できるポイントをいくつか挙げてみます。

プラチナバンドの本格運用

楽天モバイルは2023年にプラチナバンド(700MHz帯)の割り当てを受けました。これが本格的に運用されれば、建物内や地下での電波状況が大幅に改善されるはずです。現在の弱点が解消されることになります。

プラチナバンドは電波の届きやすい周波数帯なので、現在の弱点である建物内での通信品質が向上することが期待されています。ビルの中や地下鉄でも快適に使えるようになれば、楽天モバイルの魅力はさらに高まるでしょう。運用開始が待ち遠しいですね。

5G対応エリアの拡大

楽天モバイルの5Gサービスは、まだ一部のエリアでしか使えません。今後、5G対応エリアが拡大すれば、さらに快適な通信環境になるでしょう。高速通信が必要な用途も、ストレスなく使えるようになります。

特に、最新のiPhone 15シリーズやiPhone 16シリーズは5G対応なので、エリアが広がればそのポテンシャルを十分に発揮できます。4Kや8Kの動画視聴、クラウドゲーム、AR体験なども快適になることが期待されます。5G時代に向けて、楽天モバイルの成長が楽しみです。

サービス品質の向上

楽天モバイルは顧客満足度向上のため、サポート体制の強化やアプリの改善などを続けています。Rakuten Linkアプリの品質向上や、my楽天モバイルアプリの使いやすさ改善など、今後もアップデートが期待できます。

楽天モバイルは発展途上のサービスですが、だからこそ今後の成長が楽しみです。料金の安さと今後の改善を考えれば、今から使い始めるのも良いタイミングだと思います。サービスが改善されるにつれて、さらに使いやすくなっていくでしょう。

まとめとして

楽天モバイルでiPhoneを使うことについて、料金プランから設定方法、注意点まで詳しく解説してきました。情報量が多かったと思いますが、重要なポイントは押さえられたでしょうか。

楽天モバイルは完璧なサービスではありませんが、コストパフォーマンスは非常に高いです。月3,278円でデータ無制限、通話無料というのは、大手キャリアでは実現できない価格です。スマホ代を節約したい方にとって、検討する価値は十分にあります。

特に、楽天経済圏を活用している方や、自宅が楽天回線エリア内の方なら、大きなメリットを感じられるはずです。デュアルSIMで大手キャリアと併用すれば、通信品質の不安も解消できます。完全に楽天モバイル1本にするのが不安な方は、まずデュアルSIMから始めてみるのも良いでしょう。

初期費用も解約金も0円なので、気になる方はまず試してみることをおすすめします。自分の生活スタイルに合うかどうかは、実際に使ってみないと分かりませんからね。使ってみて合わなければ、いつでも無料で解約できます。リスクなく試せるのが楽天モバイルの良いところです。

この記事が、楽天モバイルでiPhoneを使うかどうか検討している方の参考になれば幸いです。快適なスマホライフをお過ごしください。楽天モバイルで、賢くお得にiPhoneを使いこなしましょう。

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