タイトル(H1):楽天モバイルで自分で機種変更する方法|端末購入からデータ移行まで完全ガイド
スラッグ:rakuten-mobile-kishuhenkou-jibun-kounyuu
ディスクリプション:楽天モバイルで自分で端末を購入して機種変更する手順を詳しく解説。SIMの入れ替え方、データ移行、おすすめの購入先、注意点まで初心者でも分かりやすく説明します。買い替え超トクプログラムや中古端末の活用方法も紹介。
メタキーワード:楽天モバイル,機種変更,自分で購入,SIM入れ替え,データ移行,eSIM,買い替え超トクプログラム,iPhone,Android
楽天モバイルを使っていて、そろそろ新しいスマホに変えたいなと思っている方、多いのではないでしょうか。でも「機種変更って自分でできるの?」「どこで端末を買えばいいの?」と不安に感じているかもしれません。実は楽天モバイルの機種変更は、自分で端末を購入してSIMを入れ替えるだけでとっても簡単にできるんです。店舗に行く必要もなく、自宅で好きな時間に手続きできます。この記事では、楽天モバイルで自分で機種変更する方法を、初心者の方でも分かるように丁寧に説明していきます。端末の購入先からSIMの設定、データ移行まで、実際の手順を追いながら見ていきましょう。
楽天モバイルは自分で端末を買って機種変更できる
楽天モバイルの大きな特徴として、自分で好きな端末を購入して、SIMを入れ替えるだけで機種変更が完了するという点があります。これは他のキャリアと比べても、かなり自由度が高いです。


楽天モバイルで機種変更する方法は大きく分けて3つあります。
まず1つ目は、楽天モバイル公式サイトやmy楽天モバイルから端末を購入する方法です。これが一番シンプルで、動作確認も済んでいるので安心です。
2つ目は、楽天モバイル楽天市場店で端末を購入する方法です。公式サイトと価格は同じことが多いのですが、楽天ポイントの還元率が高いタイミングを狙えば、かなりお得に購入できます。
3つ目は、家電量販店やApple Store、ネット通販などで自分で端末を購入する方法です。この場合は、楽天モバイルの動作確認端末かどうかを事前にチェックする必要がありますが、選択肢がグッと広がります。
機種変更に必要な手数料は基本的に無料
楽天モバイルの機種変更で嬉しいのが、基本的に手数料がかからないということです。端末代金だけで機種変更ができます。
ただし、SIMカードのサイズを変更する必要がある場合や、eSIMからSIMカードに変更する場合には、SIM再発行手数料として3,300円がかかります。逆に、eSIMからeSIMへの変更や、SIMカードからeSIMへの変更は無料です。

自分で機種変更するメリットとデメリット
自分で機種変更することには、メリットとデメリットの両方があります。
メリットとしては、まず24時間いつでも好きなタイミングで手続きができるという点があります。店舗の営業時間を気にする必要がありませんし、待ち時間もゼロです。
また、端末の選択肢が広がるのも大きなメリットです。楽天モバイルで販売していない機種でも、動作確認済みであれば使えます。中古端末を安く購入して機種変更することもできます。
さらに、楽天ポイントを活用してお得に購入できるのも見逃せません。楽天市場店で購入すれば、お買い物マラソンやスーパーセールのタイミングで大量のポイントバックを受けられます。
一方、デメリットとしては、自分でデータ移行やSIMの設定をする必要があるという点です。ただし、この記事で詳しく説明していくので、初めての方でも大丈夫です。
また、動作確認をしていない端末を購入してしまうと使えない可能性があるというリスクもあります。必ず事前に確認しましょう。
楽天モバイルで使える端末を自分で購入する方法
それでは、実際に端末を購入する方法を見ていきましょう。購入先によって、メリットや注意点が異なります。
楽天モバイル公式サイトで端末のみ購入する
一番シンプルで安心なのが、楽天モバイル公式サイトのmy楽天モバイルから端末のみを購入する方法です。
my楽天モバイルにログインしたら、右上のメニューから「申し込み」を選択します。そして、iPhoneが欲しい場合は「iPhone・Apple Watch」を、Androidが欲しい場合は「スマートフォン・その他」を選びます。
欲しい機種を選んだら、「製品を選ぶ」をタップして、カラーや容量を選択します。このとき、プラン選択の画面には進まず、端末のみの購入を選ぶようにしてください。プランを選んでしまうと、新規契約扱いになってしまいます。
楽天モバイル公式サイトで購入するメリットは、全ての端末が楽天モバイルでの動作確認済みという点です。APN設定も自動で行われるため、SIMを入れればすぐに使えます。

楽天モバイル楽天市場店で購入するとポイントがお得
実は、楽天モバイル楽天市場店でも端末のみの購入が可能です。販売価格は公式サイトと同じことが多いのですが、楽天ポイントの還元を考えると、こちらの方がお得になるケースが多いです。
特に、0のつく日や5のつく日、お買い物マラソン、楽天スーパーセールなどのタイミングを狙えば、ポイント還元率が大幅にアップします。楽天カードを持っていて、SPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率が高い方は、数千円から数万円分のポイントバックを受けられることもあります。
ただし、在庫状況は公式サイトと楽天市場店で異なる場合があるので、両方をチェックしてから購入するのがおすすめです。また、最近は価格が異なるケースも出てきたので、必ず比較しましょう。
Apple StoreでiPhoneを購入する
iPhoneに機種変更したい場合、Apple StoreでSIMフリーのiPhoneを購入するのも選択肢の一つです。
Apple Storeで購入するメリットは、最新モデルが確実に手に入るということと、下取りプログラムが利用できるという点です。古いiPhoneをApple Storeに下取りに出せば、新しいiPhoneの購入代金から割引してもらえます。
楽天モバイルで使えるiPhoneは、iPhone 6S・初代iPhone SE以降の全モデルです。Apple Storeで販売されているiPhoneは全てSIMフリーなので、楽天モバイルで問題なく使えます。

家電量販店やネット通販で購入する
ヨドバシカメラやビックカメラ、ヤマダ電機などの家電量販店でもSIMフリーのスマートフォンを購入できます。店頭で実機を触って確認できるのが大きなメリットです。
また、Amazonや楽天市場などのネット通販でも、SIMフリーのスマートフォンが豊富に販売されています。価格比較がしやすく、セール時には定価より安く購入できることもあります。
ただし、家電量販店やネット通販で購入する場合は、必ず楽天モバイルの動作確認端末かどうかを事前にチェックしてください。楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」ページで確認できます。
特にAndroid端末の場合、同じ機種でもキャリア版は使えないことがあるので注意が必要です。例えば、ドコモで販売されたXperiaは、楽天モバイルでは使えないケースが多いです。
中古スマホを購入して機種変更する
費用を抑えたい方には、イオシスやじゃんぱらなどの中古スマホショップで端末を購入するという選択肢もあります。
中古端末のメリットは、なんといっても価格が安いことです。状態の良い端末であれば、新品の半額以下で購入できることも珍しくありません。特に、1世代前のiPhoneなどは、性能も十分で価格も手頃なのでおすすめです。
ただし、中古端末を購入する際は、いくつか注意点があります。まず、SIMロックがかかっていないかを確認してください。2021年10月以降に発売された機種は基本的にSIMフリーですが、それ以前の機種はSIMロック解除済みかどうかを確認する必要があります。
また、バッテリーの劣化状態や外装の傷なども、写真や商品説明でしっかりチェックしましょう。信頼できるショップで、保証付きのものを選ぶと安心です。
楽天モバイルの買い替え超トクプログラムを活用する
楽天モバイルには「買い替え超トクプログラム」という、端末を48回払いで購入して25ヶ月目以降に返却すると、残りの支払いが不要になるプログラムがあります。
買い替え超トクプログラムの仕組み
このプログラムは、端末代金を48回の分割払いで購入し、25ヶ月目以降に端末を楽天モバイルに返却することで、残りの最大24回分の支払いが免除されるという仕組みです。
例えば、iPhone 16の128GBモデル(総額141,700円)を買い替え超トクプログラムで購入した場合、25ヶ月目に端末を返却すると、残りの70,852円の支払いが免除されます。つまり、実質半額で最新のiPhoneが使えるということです。

買い替え超トクプログラムの対象機種
買い替え超トクプログラムの対象機種は、主にiPhoneシリーズです。2025年10月時点では、iPhone 17シリーズやiPhone 16シリーズ、iPhone 15、iPhone 14 Plusなどが対象になっています。
特に注目なのが、iPhone 16eが実質24円から購入できるキャンペーンです。これは新規契約や乗り換え、プラン変更と同時に購入する場合の価格ですが、端末のみの購入でも実質52,392円と、かなりお得な価格設定になっています。
買い替え超トクプログラムの注意点
買い替え超トクプログラムを利用する際には、いくつか注意点があります。
まず、支払い方法は楽天カードの48回払いのみという制限があります。楽天カードを持っていない方は、事前に作っておく必要があります。ちなみに楽天カードは年会費無料で、楽天モバイルの支払いでもポイントが貯まるので、持っていて損はありません。
次に、端末を返却する際に事務手数料として3,300円がかかります。実質半額と言っても、この手数料は別途必要なので覚えておきましょう。
また、端末に破損や故障がある場合、最大22,000円の故障費用が請求される可能性があります。スマホ交換保証プラスなどの保証サービスに加入していれば、この費用は免除されますが、未加入の場合は注意が必要です。
さらに、端末を返却しないという選択はできません。25ヶ月目以降も使い続けたい場合は、残りの支払いを続けて完済する必要があります。完済後は、もちろん自分のものになります。
自分で機種変更する前に確認すべきこと
実際に機種変更の手続きを始める前に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。
現在のSIMタイプを確認する
楽天モバイルのSIMには、物理的なSIMカードとeSIMの2種類があります。機種変更する際、新しい端末のSIMタイプが今と同じかどうかで、手続きが変わってきます。
SIMカードの場合、さらに標準SIM、microSIM、nanoSIMという3つのサイズがあります。ただし、最近のスマートフォンはほぼ全てnanoSIMを採用しているので、nanoSIMからnanoSIMへの機種変更であれば、そのまま差し替えるだけでOKです。
現在のSIMタイプは、my楽天モバイルから確認できます。ログインして、「契約プラン」の画面を見ると、SIMタイプが表示されています。


新しい端末が楽天モバイルで使えるか確認する
自分で端末を購入する場合、必ず楽天モバイルの動作確認端末かどうかを事前にチェックする必要があります。
楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」ページで、メーカーや機種名を入力すると、その端末が楽天モバイルで使えるかどうか、どの機能が使えるかを確認できます。
iPhoneの場合、iPhone 6S・初代iPhone SE以降の全モデルが使えるので、あまり心配する必要はありません。ただし、SIMロックがかかっている場合は解除が必要です。
Androidの場合は、機種によって対応状況が大きく異なります。特にドコモやソフトバンクで販売された機種は、楽天モバイルで使えないことが多いので、必ず確認しましょう。auで販売された機種は比較的使えることが多いです。
SIMロックがかかっていないか確認する
2021年10月以前にキャリアで購入した端末には、そのキャリアのSIMしか使えないようにロックがかかっている場合があります。これをSIMロックと言います。
SIMロックがかかったままでは、楽天モバイルのSIMを入れても使えません。事前にSIMロック解除の手続きをしておく必要があります。
iPhoneの場合、SIMロックがかかっているかどうかは、設定アプリから確認できます。「設定」→「一般」→「情報」→「SIMロック」と進むと、「SIMロックなし」または「SIMロックあり」と表示されます。
SIMロック解除は、端末を購入したキャリアのオンライン手続きから無料で行えます。ドコモならMy docomo、auならMy au、ソフトバンクならMy SoftBankから手続きできます。
ちなみに、iPhone 13シリーズ以降、iPhone SE第3世代以降の機種は、どこで購入してもSIMフリーです。中古で購入する場合も、これらの機種を選べばSIMロックの心配はありません。
データのバックアップを取っておく
機種変更する前に、必ず現在使っているスマートフォンのデータをバックアップしておきましょう。万が一データ移行に失敗しても、バックアップがあれば安心です。
iPhoneの場合、iCloudやiTunesを使ってバックアップを取ります。iCloudバックアップは、設定アプリから「Apple ID」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」で実行できます。ただし、iCloudの無料ストレージは5GBまでなので、容量が足りない場合は有料プランに加入するか、iTunesでPCにバックアップを取りましょう。
Androidの場合、Google OneやGoogleドライブを使ってバックアップを取ります。設定アプリから「システム」→「バックアップ」→「今すぐバックアップ」で実行できます。Googleアカウントに紐づけてバックアップされるので、新しい端末でも同じGoogleアカウントでログインすればデータを復元できます。
SIMカードを入れ替えて機種変更する手順
それでは、実際にSIMカードを使って機種変更する手順を見ていきましょう。SIMカードの場合、基本的には古い端末から新しい端末にSIMカードを差し替えるだけで機種変更が完了します。
古い端末からSIMカードを取り出す
まず、現在使っているスマートフォンからSIMカードを取り出します。ほとんどのスマートフォンは、本体側面にSIMカードスロットがあり、SIMピンと呼ばれる細いピンで開けられるようになっています。
SIMピンは、スマートフォンを購入したときに付属していることが多いですが、もし見当たらない場合は、クリップを伸ばしたものでも代用できます。
SIMカードスロットの小さな穴にSIMピンを差し込んで軽く押すと、スロットが少し飛び出してきます。そのまま引き出せば、SIMカードを取り出せます。

新しい端末にSIMカードを挿入する
取り出したSIMカードを、今度は新しいスマートフォンに挿入します。SIMカードの向きに注意してください。角が斜めにカットされている部分があるので、それを目印に正しい向きで挿入しましょう。
SIMカードをスロットに乗せたら、本体に押し込みます。カチッという感触があれば、正しく挿入できています。
新しい端末の電源を入れる
SIMカードを挿入したら、新しいスマートフォンの電源を入れます。初めて電源を入れる場合は、初期設定の画面が表示されます。
言語や地域、Wi-Fi接続などの基本的な設定を進めていきます。Googleアカウント(Android)やApple ID(iPhone)でのログインも必要です。
APN設定をする(一部のAndroid端末)
楽天モバイルで購入した端末や、動作確認端末の多くは、SIMカードを挿入すると自動でAPN設定が完了します。しかし、一部のAndroid端末では手動でAPN設定が必要な場合があります。
APN設定が必要かどうかは、楽天モバイル公式サイトの動作確認端末一覧で確認できます。「APN自動設定」にチェックが入っていれば、手動設定は不要です。
もし手動設定が必要な場合は、設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」と進み、右上のメニューから「新しいAPN」を選択します。
以下の情報を入力してください。
APN名は任意の名前でOKです。「楽天モバイル」などと入力しましょう。APNは「rakuten.jp」と入力します。MCCは「440」、MNCは「11」です。APNタイプは「default,supl,dun」と入力します。もしdunが入力できない場合は、「default,supl」または「default,supl,tether」と入力してください。APNプロトコルとAPNローミングプロトコルは、どちらも「IPv4/IPv6」を選択します。
全て入力したら保存して、前の画面で今作成したAPNを選択すれば、設定完了です。
データ通信ができるか確認する
APN設定が完了したら、Wi-Fiをオフにして、モバイルデータ通信でインターネットに接続できるか確認しましょう。ブラウザを開いて、適当なウェブサイトにアクセスしてみてください。
もし繋がらない場合は、一度機内モードをオンにしてからオフにするか、端末を再起動してみてください。それでも繋がらない場合は、APN設定に誤りがないか再度確認しましょう。
eSIMで機種変更する手順
eSIMは物理的なSIMカードとは異なり、スマートフォン本体に内蔵されたデジタルなSIMです。eSIMで機種変更する場合は、SIMの再発行と開通手続きが必要になります。
eSIMからeSIMへ機種変更する場合
現在eSIMを使っていて、新しい端末でもeSIMを使う場合の手順を説明します。
まず、my楽天モバイルにログインします。アプリでもWebでもどちらでも大丈夫です。
右上のメニューから「契約プラン」を選択し、「各種手続き」の中にある「SIM再発行を申請する」をタップします。
SIM再発行の理由は「その他」を選択し、SIMタイプは「eSIM」を選択します。そして「再発行を申請する」をタップしてください。
ワンタイムパスワードが、登録しているメールアドレスまたは電話番号(SMS)に送信されます。そのパスワードを入力して「認証する」をタップします。
申し込み内容を確認して、問題なければ「確定する」をタップします。
登録メールアドレスに確認メールが届きますので、メールを確認したら開通手続きに進みます。
新しいスマートフォンに「my楽天モバイル」アプリをインストールして、ログインします。Wi-Fi環境が必要なので、Wi-Fiに接続してから作業してください。
アプリを開いたら、「お申し込み履歴を見る」をタップします。表示された画面で「開通手続きへ進む」をタップしてください。
「my楽天モバイルネットワークに接続します」と表示されたら、「接続」をタップします。処理に少し時間がかかるので、画面が切り替わるまでそのまま待ちましょう。
「開通手続きが完了しました」と表示されたら、eSIMの設定は完了です。しばらくすると、モバイルデータ通信が使えるようになります。

SIMカードからeSIMへ変更する場合
現在SIMカードを使っていて、新しい端末でeSIMを使いたい場合も、基本的な手順は同じです。
my楽天モバイルから「SIM再発行を申請する」を選択し、SIMタイプで「eSIM」を選びます。SIMカードからeSIMへの変更は無料です。
再発行が完了したら、新しいスマートフォンで開通手続きを行います。手順は、eSIMからeSIMへの変更と同じです。
eSIMからSIMカードへ変更する場合
逆に、現在eSIMを使っていて、新しい端末でSIMカードを使いたい場合は、SIMカードの再発行手数料として3,300円がかかります。
my楽天モバイルから「SIM再発行を申請する」を選択し、SIMタイプで「SIMカード」を選びます。手続きが完了すると、数日後に登録住所へSIMカードが郵送されます。
SIMカードが届いたら、新しいスマートフォンに挿入して、my楽天モバイルから開通手続きを行います。「お申し込み履歴」から「開通手続きをする」を選択し、画面の指示に従って進めてください。
iPhoneのeSIMクイック転送を活用する
iPhoneからiPhoneへのeSIM機種変更の場合、「eSIMクイック転送」という機能を使えば、SIMの再発行なしで移行できる場合があります。
新しいiPhoneで初期設定を進めていくと、「モバイル通信の設定」という画面が表示されます。ここで「別のiPhoneから転送」を選択すると、古いiPhoneからeSIMを転送できます。
ただし、この機能が使えるのは、両方のiPhoneがiOS 16以降で、かつeSIMに対応している機種の場合のみです。また、楽天モバイルが対応していることも条件になります。
データを新しい端末に移行する方法
機種変更が完了したら、古い端末から新しい端末へデータを移行しましょう。データ移行の方法は、どのOSからどのOSへ移行するかによって異なります。
iPhoneからiPhoneへデータ移行する
iPhone同士のデータ移行は、「クイックスタート」という機能を使うのが一番簡単です。
まず、古いiPhoneをWi-Fiに接続し、Bluetoothをオンにします。iOSは最新バージョンにアップデートしておいてください。
新しいiPhoneの電源を入れて、初期設定を進めます。「クイックスタート」の画面が表示されたら、古いiPhoneを新しいiPhoneの近くに置きます。
古いiPhoneの画面に「新しいiPhoneを設定」という通知が表示されるので、「続ける」をタップします。
新しいiPhoneの画面にアニメーションが表示されるので、古いiPhoneのカメラで読み取ります。
古いiPhoneのパスコードを、新しいiPhoneで入力します。
新しいiPhoneでFace IDまたはTouch IDを設定します。
「iPhoneから転送」または「iCloudからダウンロード」を選択します。「iPhoneから転送」を選ぶと、直接データを転送できるので速いです。
転送が完了するまで、両方のiPhoneを近くに置いたままにしておきましょう。転送には数十分かかる場合があります。

AndroidからiPhoneへデータ移行する
AndroidからiPhoneへのデータ移行には、Appleの「iOSに移行」アプリを使います。
まず、Androidスマートフォンに「iOSに移行」アプリをGoogle Playからダウンロードします。
AndroidスマートフォンをWi-Fiに接続します。
新しいiPhoneの電源を入れて、初期設定を進めます。「Appとデータを転送」の画面で「Androidからデータを移行」を選択します。
iPhoneに表示される10桁または6桁のコードを確認します。
Androidスマートフォンで「iOSに移行」アプリを開き、iPhoneに表示されたコードを入力します。
転送するデータを選択して、「続ける」をタップします。
転送が完了するまで、両方の端末をWi-Fiに接続したまま、近くに置いておきます。
ただし、LINEのトーク履歴は直近14日間分しか移行できないので注意してください。また、おサイフケータイ(WAONや楽天Edy)の残高はiPhoneへ引き継げません。モバイルSuicaやnanacoは移行可能です。
AndroidからAndroidへデータ移行する
Android同士のデータ移行は、USBケーブルで接続して直接転送する方法が一番簡単です。
新しいAndroidスマートフォンで初期設定を進めます。「アプリとデータのコピー」画面が表示されたら、「次へ」をタップします。
古いスマートフォンと新しいスマートフォンをUSBケーブル(C to CケーブルまたはA to Cケーブル)で接続します。ケーブルは新しいスマートフォンに付属していることが多いです。
古いスマートフォンの画面ロックを解除し、「コピー」をタップします。
新しいスマートフォンで、転送するデータにチェックを入れて、「コピー」をタップします。
転送が完了したら、ケーブルを外します。
ケーブルがない場合や、この方法が使えない場合は、Googleドライブを使ってバックアップと復元を行うこともできます。
古いスマートフォンで、設定アプリから「システム」→「バックアップ」→「今すぐバックアップ」を実行します。
新しいスマートフォンで、同じGoogleアカウントでログインすると、バックアップしたデータを復元できます。
iPhoneからAndroidへデータ移行する
iPhoneからAndroidへのデータ移行も、基本的にはGoogleドライブを使います。
iPhoneに「Googleドライブ」アプリをダウンロードします。
アプリを開いて、メニューから「バックアップ」を選択します。
バックアップするデータ(連絡先、カレンダー、写真、動画)を選択して、バックアップを実行します。
新しいAndroidスマートフォンで、同じGoogleアカウントでログインすると、バックアップしたデータが自動的に同期されます。
ただし、LINEのトーク履歴は基本的に直近14日間分しか移行できません。Galaxy端末の場合のみ、「Smart Switch」アプリを使えば全てのトーク履歴を移行できます。
LINEのアカウント引き継ぎ
LINEのアカウント引き継ぎは、データ移行とは別に行う必要があります。
機種変更前に、古いスマートフォンでLINEを開き、設定から「アカウント引き継ぎ」を選択します。
「アカウントを引き継ぐ」をオンにします。この設定は36時間で自動的にオフになるので、機種変更の直前に行いましょう。
新しいスマートフォンでLINEアプリをインストールして開きます。
「ログイン」を選択し、電話番号を入力します。
SMSで届いた認証番号を入力します。
「アカウントを引き継ぐ」と表示されたら、「はい」を選択します。
パスワードを入力してログインすれば、アカウントの引き継ぎは完了です。
トーク履歴のバックアップと復元も忘れずに行いましょう。iPhoneの場合はiCloud、Androidの場合はGoogleドライブを使います。
機種変更後にやっておくべき設定
機種変更とデータ移行が完了したら、いくつか設定しておくべきことがあります。
Rakuten Linkアプリのインストールと認証
楽天モバイルでは、「Rakuten Link」というアプリを使うと、国内通話が無料でかけ放題になります。機種変更後も、必ずこのアプリをインストールして認証しましょう。
Google PlayまたはApp Storeから「Rakuten Link」アプリをダウンロードします。
アプリを開いて、楽天モバイルの電話番号を入力します。
SMSで届いた認証番号を入力します。
位置情報の利用許可や連絡先へのアクセス許可を求められるので、許可します。
認証が完了すれば、Rakuten Linkを使って無料で通話ができるようになります。

モバイルSuicaやおサイフケータイの再設定
モバイルSuicaやおサイフケータイを使っていた場合は、新しいスマートフォンで再設定が必要です。
iPhoneの場合、モバイルSuicaはApple Payに登録されています。新しいiPhoneでWalletアプリを開き、Suicaを追加すれば使えるようになります。クイックスタートでデータ移行した場合は、自動的に移行されていることが多いです。
Androidの場合、古いスマートフォンでモバイルSuicaアプリから「機種変更」の手続きを行い、新しいスマートフォンで再度ログインして受け取る必要があります。
おサイフケータイ(WAON、nanaco、楽天Edyなど)も、それぞれのアプリで機種変更の手続きが必要です。機種変更前に必ず手続きをしないと、残高が失われる可能性があるので注意してください。
各種アプリの再ログイン
銀行アプリやクレジットカードアプリ、ゲームアプリなどは、新しいスマートフォンで再度ログインが必要です。
特に、二段階認証を設定しているアプリは、認証アプリ(Google AuthenticatorやAuthyなど)も移行しておかないとログインできなくなります。機種変更前に、認証アプリのバックアップや移行手続きを行っておきましょう。
ゲームアプリも、データ引き継ぎの手続きが必要な場合があります。機種変更前に、各アプリの引き継ぎ方法を確認しておくと安心です。
機種変更におすすめの端末
楽天モバイルで使えるスマートフォンはたくさんありますが、特におすすめの機種をいくつか紹介します。
iPhone 16e:コスパ最高の最新iPhone
2025年2月に発売されたiPhone 16eは、手頃な価格ながら最新のA18チップを搭載した高性能モデルです。
楽天モバイルでは、買い替え超トクプログラムを使えば、128GBモデルが実質24円から購入できます。これは新規契約や乗り換えと同時の場合ですが、端末のみの購入でも実質52,392円とかなりお得です。
Apple Intelligenceにも対応しているので、最新のAI機能も使えます。カメラも48MPのFusionメインカメラで、十分な性能があります。
iPhone 16:最新の標準モデル
2025年9月に発売されたiPhone 16は、A18 Bionicチップを搭載した最新の標準モデルです。
iPhone 15から処理性能がアップし、3Dゲームも快適にプレイできます。カメラ性能も向上し、マクロ撮影や空間写真など、新しい機能に対応しました。
iPhone 15ではProモデルのみだった「アクションボタン」が追加されているのもポイントです。任意の機能を割り当てて、ワンタッチで起動できます。
楽天モバイルでの販売価格は141,700円からですが、買い替え超トクプログラムを使えば実質70,848円で購入できます。
AQUOS sense9:コスパ抜群の国産スマホ
国内で高い人気を誇る「AQUOS sense」シリーズの最新モデルです。普段使いには十分な性能で、価格も手頃なのが魅力です。
処理性能が向上し、よほど重い3Dゲームでなければ快適にこなせます。カメラは夜景もしっかり撮れるレベルで、ミドルスマホとしては随一です。
高品質なディスプレイとステレオスピーカーを搭載し、エンタメもバッチリ楽しめます。バッテリー持ちが良いので、動画を長時間見る人でも安心です。
OPPO A3 5G:1万円台の格安スマホ
楽天モバイルでは、22,001円という手頃な価格でOPPO A3 5Gを販売しています。
約6.7インチの大画面ディスプレイを備えながら、約7.7mmと薄型で持ちやすいです。5,100mAhの大容量バッテリー搭載で45W急速充電にも対応しています。
性能を抑えたエントリー機なので、負荷の大きい3Dゲームなどは不向きですが、SNSやLINE、動画視聴など日常的な用途なら問題なくこなせます。
乗り換えと同時購入なら、キャンペーンで端末代金が大幅に割引されることもあります。
機種変更する際の注意点
最後に、楽天モバイルで自分で機種変更する際の注意点をいくつか確認しておきましょう。
動作確認済み端末以外は使えない可能性がある
楽天モバイルで販売している端末以外を購入する場合、必ず動作確認済み端末かどうかを事前にチェックしてください。
特にAndroid端末の場合、同じ機種でもキャリア版は使えないことが多いです。例えば、ドコモやソフトバンクで販売されたXperiaやGalaxyは、楽天モバイルでは使えないケースがほとんどです。
楽天モバイル公式サイトの「ご利用製品の対応状況確認」ページで、必ず確認してから購入しましょう。
一部の機能が使えない端末もある
動作確認済み端末でも、一部の機能が使えない場合があります。
例えば、古いAndroid端末の中には、楽天回線エリア内でもパートナー回線を優先して接続する仕様のものがあります。この場合、データ無制限の恩恵が受けられない可能性があります。
また、ETWS(緊急地震速報、津波警報の受信)やAPN自動設定など、細かい機能に対応していない端末もあります。
どの機能が使えるかは、動作確認端末一覧で確認できます。購入前に必ずチェックしましょう。
機種変更のタイミングに注意
楽天モバイルで端末を購入する場合、新機種の発売日直後やセール中は注文が殺到して発送が遅れることがあります。
急ぎで機種変更したい場合は、タイミングに注意しましょう。逆に、急がない場合は、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのタイミングを狙うと、ポイント還元でお得に購入できます。
データ移行に失敗するリスクがある
自分でデータ移行を行う場合、手順を間違えるとデータが失われる可能性があります。
特に、おサイフケータイやモバイルSuica、LINEなどは、事前に引き継ぎ手続きをしないと残高やデータが失われてしまいます。
必ずバックアップを取ってから作業を行い、各アプリの引き継ぎ手順もしっかり確認しておきましょう。不安な場合は、楽天モバイルショップでデータ移行サポート(有料)を利用するのも一つの方法です。
よくある質問
楽天モバイルの機種変更に手数料はかかりますか?
基本的に機種変更の手数料は無料です。ただし、eSIMからSIMカードへ変更する場合や、SIMカードのサイズを変更する場合は、SIM再発行手数料として3,300円がかかります。
機種変更はオンラインだけでできますか?
はい、楽天モバイルの機種変更は完全にオンラインで完結できます。端末の購入からSIMの設定、データ移行まで、全て自宅で行えます。店舗に行く必要はありません。
SIMカードとeSIM、どちらがおすすめですか?
それぞれメリットがあるので、用途によります。eSIMは物理的なカードが不要で、オンラインで全て完結するので便利です。再発行も即座にできます。一方、SIMカードは機種変更時の差し替えが簡単で、物理的に持ち運びもできます。どちらも無料で変更できるので、試してみるのも良いでしょう。
中古のiPhoneでも楽天モバイルで使えますか?
はい、iPhone 6S・初代iPhone SE以降の全モデルが使えます。ただし、SIMロックがかかっている場合は解除が必要です。iPhone 13以降、iPhone SE第3世代以降の機種なら、どこで購入してもSIMフリーなので安心です。
機種変更後、古いスマホはどうすればいいですか?
楽天モバイルの「スマホ下取りサービス」を利用すれば、古いスマホを買い取ってもらえて、楽天キャッシュで受け取れます。また、家族や友人に譲ったり、予備機として保管しておくのも良いでしょう。売却する場合は、必ずデータを完全に消去してから渡してください。
楽天モバイルで販売していない機種に機種変更できますか?
はい、動作確認済み端末であれば、楽天モバイルで販売していない機種でも使えます。家電量販店やネット通販、中古ショップなどで購入した端末でも、SIMを入れ替えるだけで機種変更できます。ただし、必ず事前に動作確認済みかどうかをチェックしてください。
データ移行が不安なのですが、サポートはありますか?
楽天モバイルショップでは、データ移行サポートを有料で提供しています。アカウント移行は1,100円、LINEのデータ移行は1,650円、端末に保存したデータ移行は2,200円です。自分でやるのが不安な方は、このサポートを利用するのも良いでしょう。
楽天モバイルで自分で機種変更してみよう
楽天モバイルで自分で機種変更する方法について、詳しく説明してきました。
楽天モバイルの機種変更は、自分で端末を購入してSIMを入れ替えるだけで簡単にできます。店舗に行く必要もなく、24時間いつでも好きなタイミングで手続きできるのが大きなメリットです。
端末の購入先は、楽天モバイル公式サイト、楽天モバイル楽天市場店、Apple Store、家電量販店、ネット通販、中古ショップなど、たくさんの選択肢があります。楽天ポイントを活用すれば、かなりお得に購入できるのも楽天モバイルならではです。
SIMカードの場合は差し替えるだけ、eSIMの場合は再発行と開通手続きが必要ですが、どちらも画面の指示に従えば簡単にできます。データ移行も、クイックスタートや専用アプリを使えば、スムーズに行えます。
ただし、動作確認済み端末かどうかの確認や、SIMロックの有無、データのバックアップなど、事前にチェックすべきポイントもいくつかあります。この記事で説明した手順と注意点を参考に、安心して機種変更に挑戦してみてください。
自分で機種変更できるようになれば、端末の選択肢が広がるだけでなく、コストも抑えられます。楽天モバイルの自由度の高さを活かして、自分にぴったりのスマートフォンを見つけてくださいね。